大人の女に手を出さないで下さい
連れてかれたレストランの入り口前で梨香子は既視感に囚われた。
「ここ…」
白亜の洋館のような佇まいの一軒家。隠れ家的なこのレストランの看板も小さくて一見お店とは見えない。
「ここは知る人ぞ知る創作フレンチの老舗なんだ。…って、梨香子さん知ってた?」
複雑そうな顔をする梨香子を覗き込むように蒼士は顔を近づけフレンチは好きではなかったかと一瞬焦る。
「ああ、うん。知ってる…」
「あっ!ママ??」
声が聞こえて振り向けば、いつもポニーテールで若々しい格好をしていた英梨紗が髪を降ろし清楚なワンピースで少し大人っぽい姿をしてこちらにやって来ていた。
「英梨紗?」
「英梨紗ちゃん…その恰好」
見覚えのあるその姿に、蒼士は速水と腕を組み歩いていた女性の姿を思い出す。
「おや、これは珍しい。それに、三雲副社長?」
英梨紗の後ろからやってきたのはやはり速水弁護士だった。
これはいったいどういうことだ?と蒼士は英梨紗と速水の顔を交互に見る。
「英隆…」
梨香子のその呟きに蒼士はギョッとした。
「蒼士くん!久しぶり~!あたしのいない間にママとデートなの?やるじゃない!」
「あ、え~、英梨紗ちゃん。そちらの方は?」
速水弁護士の事は知ってはいるがこの状況に動揺してしまった。
まさか、梨香子の元夫って…
「ここ…」
白亜の洋館のような佇まいの一軒家。隠れ家的なこのレストランの看板も小さくて一見お店とは見えない。
「ここは知る人ぞ知る創作フレンチの老舗なんだ。…って、梨香子さん知ってた?」
複雑そうな顔をする梨香子を覗き込むように蒼士は顔を近づけフレンチは好きではなかったかと一瞬焦る。
「ああ、うん。知ってる…」
「あっ!ママ??」
声が聞こえて振り向けば、いつもポニーテールで若々しい格好をしていた英梨紗が髪を降ろし清楚なワンピースで少し大人っぽい姿をしてこちらにやって来ていた。
「英梨紗?」
「英梨紗ちゃん…その恰好」
見覚えのあるその姿に、蒼士は速水と腕を組み歩いていた女性の姿を思い出す。
「おや、これは珍しい。それに、三雲副社長?」
英梨紗の後ろからやってきたのはやはり速水弁護士だった。
これはいったいどういうことだ?と蒼士は英梨紗と速水の顔を交互に見る。
「英隆…」
梨香子のその呟きに蒼士はギョッとした。
「蒼士くん!久しぶり~!あたしのいない間にママとデートなの?やるじゃない!」
「あ、え~、英梨紗ちゃん。そちらの方は?」
速水弁護士の事は知ってはいるがこの状況に動揺してしまった。
まさか、梨香子の元夫って…