守りたいから隣にいろ〜幸せな命令〜
牛乳をお気に入りのスヌーピーのマグカップに注ぎ、電子レンジで温める。温まった牛乳に甘いハチミツを入れ、秋葉はゆっくりとホットミルクに口をつけた。
「おいしい……」
椅子に座っている秋葉の隣には、リヒトが眠そうにしながらも寄り添っていてくれている。秋葉は「あのね……」と言い、見た夢のことをリヒトに話した。
秋葉は、幼い頃は今とは真逆の性格だった。自分の意見を積極的に話し、無理に笑ったりすることなどなかった。
全てが変わったのは、秋葉が小学三年生になったある日のことだった。
「今からみんなでトランプしようよ!」
秋葉の友達がそう言ったが、秋葉は図書室に行きたかった。新しい本が届いたと聞いたからだ。
「ごめん!今日は図書室に行きたいんだ!また明日遊ぼう?」
秋葉はそう謝ったのだが、友達の表情は一瞬にして怖いものへと変わる。
「友達より本が大事なんだ?友達なんていらないんだ」
「えっ!?違うよ!?」
「おいしい……」
椅子に座っている秋葉の隣には、リヒトが眠そうにしながらも寄り添っていてくれている。秋葉は「あのね……」と言い、見た夢のことをリヒトに話した。
秋葉は、幼い頃は今とは真逆の性格だった。自分の意見を積極的に話し、無理に笑ったりすることなどなかった。
全てが変わったのは、秋葉が小学三年生になったある日のことだった。
「今からみんなでトランプしようよ!」
秋葉の友達がそう言ったが、秋葉は図書室に行きたかった。新しい本が届いたと聞いたからだ。
「ごめん!今日は図書室に行きたいんだ!また明日遊ぼう?」
秋葉はそう謝ったのだが、友達の表情は一瞬にして怖いものへと変わる。
「友達より本が大事なんだ?友達なんていらないんだ」
「えっ!?違うよ!?」