嫁入り契約~御曹司は新妻を独占したい~
気がつくと窓の外は白んでいて、薄目のまま私は目を擦る。隣には、すうっと寝息を立てて眠る薫さんの存在。
寝顔すら整っていて綺麗だなんて……なんて贅沢なものを見てしまったんだろう、と思った。
少し肌寒くて毛布を引くために半身を起こすと、下っ腹に鈍い痛みが走った。
擦った目尻はザラッとした感触があって、夜中何度も抱き合って、苦しさや気持ち良さに自然と涙が溢れたことを勝手に回想してしまう。
途端にこのまま顔を合わせるのが恥ずかしくなって、ベッドの脇に散らばった衣類を拾っていると、薫さんが目を覚ました。
「おはよう」
「お、おはようございます……」
「早いね」
何時? と寝ぼけたような声で言いながら、薫さんは起き上がった。
「六時です」
そそくさと手早く衣類を身につけながら、開けっ放しのドアの向こうのリビングの時計を見て答える。
すると、後ろ手に手首を引っ張られた。
「きゃ……!」
「今日は一日中、ベッドで過ごすっていうのはどう?」
私の体をベッドに引き寄せた薫さんは、せっかく身につけた衣類を半分脱がせ始める。
「あのっ、ちょっと……薫さ、」
「ん?」
とぼけた声を出しながら、私の首筋に唇を寄せる。
一夜にして、本人よりも体の隅々まで勝手知ったる薫さんは、私の声色を甘く色付けるなんて作業、もう手慣れたものだった。
「だ、ダメですよ! 帰らないと!」
寝顔すら整っていて綺麗だなんて……なんて贅沢なものを見てしまったんだろう、と思った。
少し肌寒くて毛布を引くために半身を起こすと、下っ腹に鈍い痛みが走った。
擦った目尻はザラッとした感触があって、夜中何度も抱き合って、苦しさや気持ち良さに自然と涙が溢れたことを勝手に回想してしまう。
途端にこのまま顔を合わせるのが恥ずかしくなって、ベッドの脇に散らばった衣類を拾っていると、薫さんが目を覚ました。
「おはよう」
「お、おはようございます……」
「早いね」
何時? と寝ぼけたような声で言いながら、薫さんは起き上がった。
「六時です」
そそくさと手早く衣類を身につけながら、開けっ放しのドアの向こうのリビングの時計を見て答える。
すると、後ろ手に手首を引っ張られた。
「きゃ……!」
「今日は一日中、ベッドで過ごすっていうのはどう?」
私の体をベッドに引き寄せた薫さんは、せっかく身につけた衣類を半分脱がせ始める。
「あのっ、ちょっと……薫さ、」
「ん?」
とぼけた声を出しながら、私の首筋に唇を寄せる。
一夜にして、本人よりも体の隅々まで勝手知ったる薫さんは、私の声色を甘く色付けるなんて作業、もう手慣れたものだった。
「だ、ダメですよ! 帰らないと!」