オタクですけど、何か?~友情編~



人間界は大きく分けると、いじめられる側といじめる側の人間の二つで構成されている。

その二つを綺麗に分割し、混じり合わないようにグループ分けしたらいじめも争いもない平和な世界が作れそうな気もするけど、残念ながらそうはならない。

何故なら、人間は馬鹿な生き物だからだ。

弱者のみのグループでも、強者のみのグループでも、それぞれから強い者弱い者が生まれる。そして、それぞれの強者が弱者をいたぶる。このシステムが永遠と続く為にいじめを消す事は不可能なのだと、誰かが言っていた。

人間は常に自分より劣った者を作りたがる。そういう存在がいないと自分が困るからだろう。

そんな事をふと思ったのは、いかにもいじめられそうな男子生徒を自称校内一の不良トリオのトリプルAが囲んでいたからだ。

顔面蒼白になりながら壁に背を付けた男子生徒が、白髪の安部?安藤?…Aと黄髪のAにカツアゲされているのを、赤髪のAが腕組みして観戦している。
※各々の名前が分からなくなったそうです。


2人に壁ドンされてる男子生徒を見て、

あれが噂の壁ドンか…

等と呑気に観察してる場合ではないのは分かっている。

でも、少女漫画で良く用いられる胸キュンシーンの壁ドンがこういう場面でも使えるんだなと感心してしまった。

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