オタクですけど、何か?~友情編~
三種類の香水のニオイと三人から抱きしめられ、成す術なくこの場をやり過ごす僕へ白髪Aの彼が無邪気な笑みを向けて来た。
「萌木!今から俺達ダチだからな!」
へー…友達ですか。
なるほどなるほど。友達ね、友達……
えっ!どうしてそうなった?!
今の流れからお友達になるってどんな魔法使ったんです!?
友達になる流れでしたか!?
もう本当オタクの発想って怖い!
あ、僕もオタクか…とか思いながら白髪Aの発言に頭を抱える。
いやはや、自分の身に起きているこの急展開についていけない。
「ったく…ヤスもそう言ってる事だし、仕方ねぇから俺等の仲間に入れてやるよ」
いやいやいやいや。
一旦落ち着こう?仕方ないから仲間に入れてやる?
仕方ないから?
頭を掻きながらトリプルAのボスがそんな事を言うもんだから益々混乱してしまう。