真 実

数日前
俺と隼人と椿のお祖父様と
話をした。

俺の話を聞いて
お祖父様は、目を広げ動揺を見せたが
なんとなくわかっていた・・
と言うように
辛く悲しそうな顔をした。

お辛いことだろう
自分の息子の事だ。

だが、才賀先生の話からも
一日も早く、椿を救出しなくては、
近況は緊迫していた。

椿は、精神的にも追い込まれている

俺は、盗聴されている事を
予測して才賀先生の所に
勤めている看護師を経由して
先生と連絡をとっている。
警察も同じ方法で。

本当は、今すぐにでも
椿をこの手でと思うが
警察の考えもあるため
迂闊に行動がとれずにいた。

だが、明日の夜、現地に入り
明後日の朝、椿を救出する。
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