若奥さまと、秘密のダーリン +ep2(7/26)
佳織が席について間もなく演奏がやんだ。
あらためて始まった調べは、聞きなれたメンデルスゾーンの結婚行進曲。
いつの間にかマリーがいて司会を務めはじめた。
新郎新婦の入場ですという案内と共に、客が一斉に口を閉ざす。
ああいよいよねと、まるで自分のことのように佳織が胸を躍らせながら見つめる先に、白のタキシードを着た月井夕翔と純白のウエディングドレス姿の向葵が現れた。
冷やかしと歓声と湧き上がる拍手。
身を乗り出し全力で拍手をしながら、佳織は思わず声をあげた。
「かっ、かわいいー!」
夏らしく涼しげに透けるレースが肩や胸元をさりげなく隠し、手を隠すレースの手袋についた手首のリボンが揺れている。
ベビーピンクの薔薇とブルーの小花がアクセントになっている丸いブーケは小さ目だがドレスによく合っている。
王道プリンセスラインのふわりと広がった総レースのスカートからは、ガーデンウェディングらしく足元がちらりと見える。
小さな顔、白い肌に華奢な手足。ベールに隠れて顔ははっきり見えないが、間違いなくここにいる誰よりも可愛いらしいに違いないと佳織は確信した。
「え? 羽原さん、もしかして泣いてます?」
矢神がクスクスと笑う。
「ほっといてください。私は感動しているんです」
あらためて始まった調べは、聞きなれたメンデルスゾーンの結婚行進曲。
いつの間にかマリーがいて司会を務めはじめた。
新郎新婦の入場ですという案内と共に、客が一斉に口を閉ざす。
ああいよいよねと、まるで自分のことのように佳織が胸を躍らせながら見つめる先に、白のタキシードを着た月井夕翔と純白のウエディングドレス姿の向葵が現れた。
冷やかしと歓声と湧き上がる拍手。
身を乗り出し全力で拍手をしながら、佳織は思わず声をあげた。
「かっ、かわいいー!」
夏らしく涼しげに透けるレースが肩や胸元をさりげなく隠し、手を隠すレースの手袋についた手首のリボンが揺れている。
ベビーピンクの薔薇とブルーの小花がアクセントになっている丸いブーケは小さ目だがドレスによく合っている。
王道プリンセスラインのふわりと広がった総レースのスカートからは、ガーデンウェディングらしく足元がちらりと見える。
小さな顔、白い肌に華奢な手足。ベールに隠れて顔ははっきり見えないが、間違いなくここにいる誰よりも可愛いらしいに違いないと佳織は確信した。
「え? 羽原さん、もしかして泣いてます?」
矢神がクスクスと笑う。
「ほっといてください。私は感動しているんです」