若奥さまと、秘密のダーリン +ep2(7/26)
「それで、どうしたいんだ?夕翔」
カランと氷の音をさせながらバーボンで喉を潤すと、仁はフッと笑った。
「まだ柊子が好きだ。真行寺から奪うってか?」
「いや、それはないよ。――ただ」
洸と仁が見つめるなか、夕翔はゆっくりと答えた。
「そうか、僕は柊子のことが好きだったのかって、いま気づいた」
え?と、驚いて身を乗り出したのは洸だ。
「もしかして、初恋だったことに気づくのに、二十年かかったってこと?」
夕翔は真顔で洸を振り返る。
「そうみたいだね」
「やれやれ、生粋の御曹司だからな、夕翔は。小さい頃から黙っていても女の子に囲まれていたから、他の女と付き合っても満たされない気持ちがなんなのかも気づかなかったんだろう」
仁が、やれやれとため息をつく。
「それに気づけたなら、あとはどうするか。自分で考えるんだな」
仁のその言葉を最後に、それ以降は別の話になった。
カランと氷の音をさせながらバーボンで喉を潤すと、仁はフッと笑った。
「まだ柊子が好きだ。真行寺から奪うってか?」
「いや、それはないよ。――ただ」
洸と仁が見つめるなか、夕翔はゆっくりと答えた。
「そうか、僕は柊子のことが好きだったのかって、いま気づいた」
え?と、驚いて身を乗り出したのは洸だ。
「もしかして、初恋だったことに気づくのに、二十年かかったってこと?」
夕翔は真顔で洸を振り返る。
「そうみたいだね」
「やれやれ、生粋の御曹司だからな、夕翔は。小さい頃から黙っていても女の子に囲まれていたから、他の女と付き合っても満たされない気持ちがなんなのかも気づかなかったんだろう」
仁が、やれやれとため息をつく。
「それに気づけたなら、あとはどうするか。自分で考えるんだな」
仁のその言葉を最後に、それ以降は別の話になった。