若奥さまと、秘密のダーリン +ep2(7/26)
――思えば向葵と結婚して、沢山の初体験をした。
「お花はなにがよろしいですか?」
店員にそう聞かれて、夕翔は店内を見渡した。
よく見ると、それぞれに花言葉が書いてある。でもその言葉にはあまり興味がない。
贈りたい花は、彼女が好きな花。
『好きな花は、えっと。サクラ、スミレ、スズラン……』
彼女がそう言っていたとおり、心で口ずさみながら目に留まったのは黄色い花だ。
『向葵の名前の由来はね、向日葵(ヒマワリ)なの』
そう言っていたことを思い出す。
その花は、外でよく見かけるヒマワリよりは小ぶりだけれど、その分可愛らしく、それでいて太陽のような明るさは変わらない。
「あのヒマワリでお願いします」
いくつかの質問に答えて出来上がったのは、黄色い花束。ヒマワリだけで出来ている。
「カードは如何なされますか?」と聞かれてシンプルな小さいカードを選んだ。
「お花はなにがよろしいですか?」
店員にそう聞かれて、夕翔は店内を見渡した。
よく見ると、それぞれに花言葉が書いてある。でもその言葉にはあまり興味がない。
贈りたい花は、彼女が好きな花。
『好きな花は、えっと。サクラ、スミレ、スズラン……』
彼女がそう言っていたとおり、心で口ずさみながら目に留まったのは黄色い花だ。
『向葵の名前の由来はね、向日葵(ヒマワリ)なの』
そう言っていたことを思い出す。
その花は、外でよく見かけるヒマワリよりは小ぶりだけれど、その分可愛らしく、それでいて太陽のような明るさは変わらない。
「あのヒマワリでお願いします」
いくつかの質問に答えて出来上がったのは、黄色い花束。ヒマワリだけで出来ている。
「カードは如何なされますか?」と聞かれてシンプルな小さいカードを選んだ。