愛さずにはいられない
奈央の心の中が絃でいっぱいになる。
「ずっと黙っててごめん・・・。奈央の悲しみに触れるのが怖かったんだ。俺も・・・逃げてた・・・」
「・・・」
今まで絃が亡くなってからずっと隣で支えてくれていた仁の葛藤を初めて知る。
仁は言葉にしなくても奈央のことをなんでもわかってしまう。
奈央は自分が絃との過去に蓋をして逃げようとしていたことを知っていたのだ。だから言えなかったのだと奈央にはすぐにわかった。
「俺のこと軽蔑するか?ずっと絃のこと黙ってた。それに一度は奈央のことあきらめようとした・・・。」
「するわけないでしょ。全部、全部、自分のためじゃなくて私のためじゃない・・・」
奈央は仁から体を少し離して仁の方を見た。
奈央の瞳から流れる見えない涙を仁がそっと拭う。
絃が亡くなってから流せない奈央の涙はまだ流れない。
その分、奈央の心の中で見えない涙が一体どのくらい流れているのだろうか。
そんなことを思いながら絃は奈央の頬を自分の手で拭った。
「ずっと黙っててごめん・・・。奈央の悲しみに触れるのが怖かったんだ。俺も・・・逃げてた・・・」
「・・・」
今まで絃が亡くなってからずっと隣で支えてくれていた仁の葛藤を初めて知る。
仁は言葉にしなくても奈央のことをなんでもわかってしまう。
奈央は自分が絃との過去に蓋をして逃げようとしていたことを知っていたのだ。だから言えなかったのだと奈央にはすぐにわかった。
「俺のこと軽蔑するか?ずっと絃のこと黙ってた。それに一度は奈央のことあきらめようとした・・・。」
「するわけないでしょ。全部、全部、自分のためじゃなくて私のためじゃない・・・」
奈央は仁から体を少し離して仁の方を見た。
奈央の瞳から流れる見えない涙を仁がそっと拭う。
絃が亡くなってから流せない奈央の涙はまだ流れない。
その分、奈央の心の中で見えない涙が一体どのくらい流れているのだろうか。
そんなことを思いながら絃は奈央の頬を自分の手で拭った。