バッドジンクス×シュガーラバー
「そうだ。遣われてきたからには、ちゃんとホウレンソウしなきゃだし? 久浦部長には『憂依ちゃんは元気そうでした』ってメッセージ送っておいたから。さっきふたりで一緒に撮った写真付きで」
「へ……っ?!」
私が何か言うより先に、爆弾を投下した本人は「じゃあ、また明日ね~」なんて言葉を残しさっさと退散してしまった。
目の前でキッチリ閉まったドアを、私は呆然と眺める。
さっき一緒に撮った写真……って、えみりさんがスマホのカメラアプリを使って撮ってくれた、アレだよね?!
わざわざ私のメガネまで外させて撮影した、あの、かわいい猫耳とヒゲが自動でついてたやつ……!!
両頬を覆うように手のひらをあて、思わずその場にしゃがみ込む。
うわあああ、あんなはしゃいだ写真を久浦部長を見られてしまうなんて……! 恥ずかしすぎる!!
吐き出した息は熱く、自然と目がうるむ。
明日会社で会ったら、一体どんな顔をすればいいのか。
正解のわからない問題に、私は延々と頭を悩ませるのだった。
「へ……っ?!」
私が何か言うより先に、爆弾を投下した本人は「じゃあ、また明日ね~」なんて言葉を残しさっさと退散してしまった。
目の前でキッチリ閉まったドアを、私は呆然と眺める。
さっき一緒に撮った写真……って、えみりさんがスマホのカメラアプリを使って撮ってくれた、アレだよね?!
わざわざ私のメガネまで外させて撮影した、あの、かわいい猫耳とヒゲが自動でついてたやつ……!!
両頬を覆うように手のひらをあて、思わずその場にしゃがみ込む。
うわあああ、あんなはしゃいだ写真を久浦部長を見られてしまうなんて……! 恥ずかしすぎる!!
吐き出した息は熱く、自然と目がうるむ。
明日会社で会ったら、一体どんな顔をすればいいのか。
正解のわからない問題に、私は延々と頭を悩ませるのだった。