バッドジンクス×シュガーラバー
俺と小糸を乗せた白い社用車がコズミック・マインド本社に無事戻ったとき、時刻はすでに19時半を回っていた。
【茶匠 ひさうら園】へ滞在したのは約2時間ほど。その半分は待ちぼうけを食らっていたので、実際に稔たちと話ができたのは1時間程度である。
また後日、紅茶用の茶葉を栽培している担当者も交え改めて打ち合わせをすることが決まり、俺たちは早々に静岡をあとにした。
昼も夜も変わらない明るさの地下駐車場に車を停め、エンジンを切る。
帰り際、菜乃花が手作りおにぎりやお菓子をどっさり持たせてくれたため、夕飯は残っている仕事を片付けながらそれで済ませるつもりだ。
俺が無理やり勧めたため小糸はすでに道中の車内で食べたが、どれも美味しいと感激していた。
「あの、久浦部長……今日は本当に、ありがとうございました」
シートベルトを外しながら無意識にため息をついていた俺に、助手席で姿勢を正したままの小糸が声をかける。
首を動かし左隣を見ると、一応は俺の方に顔を向けてはいるものの、どこか居心地悪そうに視線を泳がせる小糸がそこにいた。
「ああ……いや、別に。俺の方こそ、こんな時間まで付き合わせて悪かった」
「部長が謝ることなんてないです。とても、助かりました」
【茶匠 ひさうら園】へ滞在したのは約2時間ほど。その半分は待ちぼうけを食らっていたので、実際に稔たちと話ができたのは1時間程度である。
また後日、紅茶用の茶葉を栽培している担当者も交え改めて打ち合わせをすることが決まり、俺たちは早々に静岡をあとにした。
昼も夜も変わらない明るさの地下駐車場に車を停め、エンジンを切る。
帰り際、菜乃花が手作りおにぎりやお菓子をどっさり持たせてくれたため、夕飯は残っている仕事を片付けながらそれで済ませるつもりだ。
俺が無理やり勧めたため小糸はすでに道中の車内で食べたが、どれも美味しいと感激していた。
「あの、久浦部長……今日は本当に、ありがとうございました」
シートベルトを外しながら無意識にため息をついていた俺に、助手席で姿勢を正したままの小糸が声をかける。
首を動かし左隣を見ると、一応は俺の方に顔を向けてはいるものの、どこか居心地悪そうに視線を泳がせる小糸がそこにいた。
「ああ……いや、別に。俺の方こそ、こんな時間まで付き合わせて悪かった」
「部長が謝ることなんてないです。とても、助かりました」