求愛一夜~次期社長とふたり暮らししています~
広告は金曜の夕方に発注した。土日は機械を稼働してないと聞いている。
広告を使うまでまだ日数はある。まだ刷っていないならいけるはず……。
山瀬君に印刷会社に電話をさせ、その間に私は山田さんに謝罪の電話をかけた。
電話越しの彼には見えないが、頭も深々と下げると、そのタイミングで高木さんからメールが届いた。受話器を耳に押し当て、添付ファイルを開く。
これ、新しいデザインだ!
電話をしつつ、目線を高木さんに向ける。
『助かります!』
目で訴えると、彼は微かに頷いた。
ややして、山田さんとの電話を終えると、山瀬君が嬉々として言う。
「間に合いました!」
「よかった。高木さんから新しいデザイン貰ったよ」
「俺やります。共有ファイルに入れてください」
「そうくると思って、もう入れてある!」
広告を使うまでまだ日数はある。まだ刷っていないならいけるはず……。
山瀬君に印刷会社に電話をさせ、その間に私は山田さんに謝罪の電話をかけた。
電話越しの彼には見えないが、頭も深々と下げると、そのタイミングで高木さんからメールが届いた。受話器を耳に押し当て、添付ファイルを開く。
これ、新しいデザインだ!
電話をしつつ、目線を高木さんに向ける。
『助かります!』
目で訴えると、彼は微かに頷いた。
ややして、山田さんとの電話を終えると、山瀬君が嬉々として言う。
「間に合いました!」
「よかった。高木さんから新しいデザイン貰ったよ」
「俺やります。共有ファイルに入れてください」
「そうくると思って、もう入れてある!」