異世界にトリップしたら、黒獣王の専属菓子職人になりました
大臣と料理長が選考する三回目、そして四回目になる国王に出す最後の和菓子に使う。そこで決定するのだから、そこまでゆけば出し惜しみはできない。
一回目も二回目も、審査中の様子を本人が見ることはない。三回目だけは、二人の候補が並んで審査する部屋で同席することになっていた。そのとき審査員からの質問も受けなくてはならない。
メグミは、一回目の菓子を出したあとはジリンが待つ公爵の居室へ行った。
ジリン公爵と一緒に、ジリン家の馬車で屋敷に戻る。結果は三日後と聞いた。受かればまた一週間後に次の菓子を作りに王城へ行く。
ジリンは選考する大臣と知り合いでもあるから、ある程度の感想を聞いているはずだ。何を言われるか怖かったが、メグミは帰りの馬車の中で、どうしても聞いてしまう。
「どうでしたでしょうか」
「よかった。わしも食べたかったぞ。ただ少し形が地味だな。それでも珍しさで十分いけるだろう。元々、珍しい菓子が食べたいとの仰せから始まっている」
珍しさでいけると言われるのは少々不本意だが、次へ進めるならそれに越したことはない。
一回目も二回目も、審査中の様子を本人が見ることはない。三回目だけは、二人の候補が並んで審査する部屋で同席することになっていた。そのとき審査員からの質問も受けなくてはならない。
メグミは、一回目の菓子を出したあとはジリンが待つ公爵の居室へ行った。
ジリン公爵と一緒に、ジリン家の馬車で屋敷に戻る。結果は三日後と聞いた。受かればまた一週間後に次の菓子を作りに王城へ行く。
ジリンは選考する大臣と知り合いでもあるから、ある程度の感想を聞いているはずだ。何を言われるか怖かったが、メグミは帰りの馬車の中で、どうしても聞いてしまう。
「どうでしたでしょうか」
「よかった。わしも食べたかったぞ。ただ少し形が地味だな。それでも珍しさで十分いけるだろう。元々、珍しい菓子が食べたいとの仰せから始まっている」
珍しさでいけると言われるのは少々不本意だが、次へ進めるならそれに越したことはない。