異世界にトリップしたら、黒獣王の専属菓子職人になりました
「メグミ。聞いているか?」
「は、はい。……すみません」
「おまえは時々ふっと意識を飛ばすな。和菓子のことを考えていたんだろう?」
彼女は、ははは……と微妙な笑いを浮かべてやり過ごす。コンラートはきちんと聞けよと言わんばかりに、彼女に向かってぐいと身体を乗り出した。
「和菓子の作り方を他の者にも習わせたい。教えられるか?」
「作り方なら教えられます。ですが、どれほど同じ作り方をしても、味は微妙に違うと思います。ベルガモットさんが作られるケーキだって、見た目の独創性や味の良しあしの微妙な部分は他の者には真似できません」
和菓子もいろいろある。練りきりなどは芸術性が加味されてくるから、本当にそれぞれの職人によって違う形と味になるのだ。
しかし、あんこを使うという一点に絞るなら、他の人にも教えやすい。あんこ自体を手元で作れるなら、コンラートが狙う小豆の販売にも貢献できるだろう。
「は、はい。……すみません」
「おまえは時々ふっと意識を飛ばすな。和菓子のことを考えていたんだろう?」
彼女は、ははは……と微妙な笑いを浮かべてやり過ごす。コンラートはきちんと聞けよと言わんばかりに、彼女に向かってぐいと身体を乗り出した。
「和菓子の作り方を他の者にも習わせたい。教えられるか?」
「作り方なら教えられます。ですが、どれほど同じ作り方をしても、味は微妙に違うと思います。ベルガモットさんが作られるケーキだって、見た目の独創性や味の良しあしの微妙な部分は他の者には真似できません」
和菓子もいろいろある。練りきりなどは芸術性が加味されてくるから、本当にそれぞれの職人によって違う形と味になるのだ。
しかし、あんこを使うという一点に絞るなら、他の人にも教えやすい。あんこ自体を手元で作れるなら、コンラートが狙う小豆の販売にも貢献できるだろう。