異世界にトリップしたら、黒獣王の専属菓子職人になりました
テツシバの日常が戻ってきた。一人になってしまっても、和菓子を作って売る毎日はつつがなく過ぎてゆく。寂しいのは否めないが、ジリンがいそいそとみたらしだんごを食べに来たときは、つい涙が出るほど笑ってしまった。
春先にはテツジの一周忌となり、メグミは両親の名前を書いた木の位牌を再び作って手を合わせた。
墓地へ行って、小さな花束を墓碑の前に置いた。そのとき、『次に来るときは、練りきりを持ってくるわね』と約束する。
あと十日ほどで春祭りというときに、ベルガモットがテツシバへ来た。
昼前という、彼が城の外へ出てもいいのかという時間帯だったが、『午前中は休みをもらった』のだそうだ。珍しい。
店の暖簾はまだ出していないので、戸を開けていても人は来ないだろう。ベンチも出していなかった。だから奥のダイニングの椅子に座ってもらう。
その続きが寝室だったが、母親のベッドは片付けたのでそれなりに広い部屋になっている。そちらとはカーテンで仕切れるようにした。ダイニングからメグミのベッドは見えないはずだ。
春先にはテツジの一周忌となり、メグミは両親の名前を書いた木の位牌を再び作って手を合わせた。
墓地へ行って、小さな花束を墓碑の前に置いた。そのとき、『次に来るときは、練りきりを持ってくるわね』と約束する。
あと十日ほどで春祭りというときに、ベルガモットがテツシバへ来た。
昼前という、彼が城の外へ出てもいいのかという時間帯だったが、『午前中は休みをもらった』のだそうだ。珍しい。
店の暖簾はまだ出していないので、戸を開けていても人は来ないだろう。ベンチも出していなかった。だから奥のダイニングの椅子に座ってもらう。
その続きが寝室だったが、母親のベッドは片付けたのでそれなりに広い部屋になっている。そちらとはカーテンで仕切れるようにした。ダイニングからメグミのベッドは見えないはずだ。