異世界にトリップしたら、黒獣王の専属菓子職人になりました
「どうだね、メグミ。時間もなくなってきている。返事が聞きたいのだが」

顔を上げる。そしてきっぱりと答えた。

「やります。ただ、結果が出るまではテツシバを休むわけですし、試験に落ちても、薬代くらいはいただきたいです」

「もちろん渡す。サユリさんの鬼まんじゅうをこの間食い損ねた。メグミが王城の菓子職人になれなくても、テツシバは続けてほしいからね」

ここで出るのが鬼まんじゅうだとは。笑ってしまった。
< 91 / 271 >

この作品をシェア

pagetop