異世界にトリップしたら、黒獣王の専属菓子職人になりました
サユリは、この話の元が高い薬代にあるとすぐに気づいてしまった。
「だからね。ジリン様に頼まれて王城へ行くんだから、母さんが屋敷で世話を受けてもいいのよ。……それに、試験で、最終的に黒獣王が試食するんですって。国王に和菓子を食べてもらえるのよ」
サユリは、ハッとしてメグミを眺める。
「……メグミはやりたいのね。私の薬や屋敷での看護の話につられただけじゃなくて、メグミがやってみたいからこの話に乗りたい。そうね?」
メグミはそこでやっと気がついた。サユリにジリンに頼まれたとだけ言っていて、そこにメグミの意志はなにも反映させていない。
サユリには、人の世話になりたくないという気持ちもたしかにあっただろうが、自分のために娘が犠牲になるのではないかという恐れもあった。だから残ると言ったのだ。サユリはのことがなければ、メグミは公爵の話を断わるだろうと考えたから。
「だからね。ジリン様に頼まれて王城へ行くんだから、母さんが屋敷で世話を受けてもいいのよ。……それに、試験で、最終的に黒獣王が試食するんですって。国王に和菓子を食べてもらえるのよ」
サユリは、ハッとしてメグミを眺める。
「……メグミはやりたいのね。私の薬や屋敷での看護の話につられただけじゃなくて、メグミがやってみたいからこの話に乗りたい。そうね?」
メグミはそこでやっと気がついた。サユリにジリンに頼まれたとだけ言っていて、そこにメグミの意志はなにも反映させていない。
サユリには、人の世話になりたくないという気持ちもたしかにあっただろうが、自分のために娘が犠牲になるのではないかという恐れもあった。だから残ると言ったのだ。サユリはのことがなければ、メグミは公爵の話を断わるだろうと考えたから。