消えないで、媚薬。





「あれ?もしかして僕の噂してました?へ〜嬉しいなぁ」って天然過ぎる発言。
キラースマイルも健在だ。




改めて感心するけど河本さんは年より若く見えるしほのぼの系で人気がある。
告白された時は危うく押し倒されそうになって初めて男を感じギャップに戸惑った。
すぐにいつもの河本さんに戻ったけど……あれが本性なのかな?と思う。




「じゃあお先に失礼しますね?お疲れ様でした〜」と爽やかに去っていく。
その流れに乗って私も立ち上がる。
帰ろうとしたらデスクに腰かけてきた先輩が人差し指で私の顎ラインをなぞる。
思わず生唾を呑んだ。




「まだ相手が誰なのか聞いてないんだけど?」




「そうそう、可愛いカホ先生の相手の情報は皆で共有しとかないと」




「皆のアイドルだから」




「恋愛云々でカホスマイル濁されたくないし」




そうなんです………
実はこの園で私はめちゃくちゃ可愛がられていて、というより先輩たちの溺愛が半端ない。
入社日の時なんて「キャー可愛い」と頬ずりまでされた。
異常なまでに過保護な先輩たちなのです。




「そうねぇ、今カホ先生に抜けられるのはダメージが大きいわね」と園長先生。




「え?抜ける…とは!?」




「たまに居るのよね、すぐ結婚して辞めちゃったり産休入っちゃう子が。カホ先生、ちゃんと避妊はしてね?」





園長先生の口から避妊っ…!!




「あ、それは大丈夫です。生半可な気持ちで教諭になった訳ではないので」




「うんうん、それで?」
と羽織ってたパーカーのジッパーが下ろされる。




「あら、そう?それは嬉しいわ」




「そうですよ、私だって1日も早く先輩たちみたいな先生に…って何してんですか!」




園長先生と話してる間にセーターを捲くり上げられて「ほらね」とキスマークの確認してる先輩たち。
ブラも見られたし…!!
一番最初に見てなかった先輩たちが興奮してしまっている。




「で、誰なの?こんな独占欲の強い人だとこの先大変よ〜?」





心配されてるのは重々承知なんだけど………






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