消えないで、媚薬。




「い、言えません……でも先輩方が心配するような人ではないので」




「でも言えないような相手なの?」




「はい……すみません」




年下でしかも未成年だなんて言えるはずない……




「まさかカホ先生、保護者に手出してないよね!?」




ゴォーっと背景にメラメラ炎が燃えるごとく「んなわけあるかー!」と全力で反論したけど、先輩たちは納得してないっぽい。
隠す時点で訳ありだもんね。
でも言えない。
本気だからこそ今はまだ胸の内に秘めていたい。




「まぁ、ラブラブなのも良いけどほどほどにね?」




「は、はい…!お先に失礼します!」




深く深くお辞儀をして慌てて退社した。








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