Seven...KOKI
「おいで」
そういうと雪は首をかしげながらも
俺の腕の中に素直に飛び込んだ。
「雪~!!」
「あははっ、光輝どうしたの?」
「…なんか、さっきの雪
奥さんみたいだったから」
「奥さん?」
「だから抱きしめたくなった」
「意味わかんない。
早くお風呂入りなよ~…光輝の体冷たい」
「あ、悪い。じゃあ入ってくる」
「はい、どうぞ」
雪は俺にタオルを渡して
脱衣所から出て行った。
「ふぅ…あったか…」
外は雪が降ってたからお風呂がよけい
温かく感じる。
「さっきの…瞳だったよな…」
さっきの後姿…。
雪と同じ華奢な体。
さらさらのストレート髪。