Seven...KOKI
「丈って…初恋の?」
「うん…」
「お墓参りって…行ったことあった?」
「無い…丈、お葬式はしたんだけど
お墓は作らなかったの」
「え、なんで?」
「…丈の両親は若い頃に丈を産んで、
そのせいで2人とも親に突き放されたの。
せっかくできた子供だから育てる気で
いたんだけど…お金の問題は
どうにもならなくて。
お金をためる為に桜園に丈を預けたの」
「その時に事故に?」
「うん…お葬式とかでお金がかかって
お墓までは作れなかったの。
けど…きっとお金貯めて最近
つくったんだと思う…
それで園のみんなでお墓参りに…」
「丈?…の命日って日曜?」
「うん…2年前のね」
「そっか…お墓参りか」
「だから…あたし行ってくるね?」
「俺も行く」
俺の言葉に驚いた様子の雪。
「光輝も?」
「当たり前。雪の初恋の相手だし?
丈に似てるから俺のこと好きに
なりだしたって聞いたし?
会ってお礼言わないと」