Seven...KOKI
「え?言われたの?」
俺は昨日の夜、雪が宮愛莉だと
聞かされた後のことを話した。
「雪ちゃん…愛莉は私の娘だ。
いずれは手続きも済ませて私が引き取る」
俺はうつむいたまま宮さんの話しに
耳をかたむけた。
「それと…君たちの交際を私は認めない」
え…。
俺は思わず顔をあげた。
「何でですか…」
「君に愛莉は渡せない」
「何で…雪の気持ちより高嶋との
約束の方が大事ってことですか!?」
「違う」
「じゃあなんで…」
「7歳だ」
「え?」
「君と愛莉は7歳も歳が離れている」
「確かに…そうですけど」
「愛莉は私の娘、宮愛莉だ。
発表されれば間違いなく注目される。
そんな愛莉が7歳も年上のカメラマンと
付き合ってるなんてしれたら…」