お前にはかなわない
なのに、2人で学校へ向かう途中急に胸が痛みだした。
最初のうちは我慢できたが限界を迎えた俺はそのまま倒れたようだ。
陽向はすかさず救急車を呼び、付き添っていてくれたらしいが俺の母が1度学校へ戻るように声をかけたらしい。
すると陽向は泣きそうになるのをこらえながら学校が終わったらまた来ますと言い残して行ったそうだ。
こんな状況にも関わらずその話を聞いた俺はいかにもあいつらしくて思わず笑みをこぼした。