お前は、俺のもの。


「……ここは、どこですか」
「俺の行きつけの店」

終業時刻ピッタリで仕事を終わらされ、私は鬼課長の持ち物らしき黒い大きな車の助手席に乗せられた。そしてたどり着いたのは、スタイリッシュで高級感あふれるお店の自動ドアの前だった。
どうやら、数々のブランドを扱うセレクトショップらしい。

「一ノ瀬様、いらっしゃいませ。お待ちしておりました」
「こんばんは。急な予約ですみません。彼女をお願いします」

鬼課長の「行きつけ」というのは本当らしい。
鬼課長が別室にいる間、私はネームプレートに「副店長」と書いてある彼女の着せ替え人形となった。彼女を含め周りに立つ四人のスラリと細身の女性たちが、
「お手伝い致します」
などと言って、私の服を脱がし始めた。
「えええっ?いえ、大丈夫ですので」
と遠慮したが、彼女たちは無言でシャツの裾を捲りあげ、レギンスパンツを下ろした。
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