お前は、俺のもの。
「……」
なんなの、あの組み合わせは。
結局、なんだかんだあっても二人は一緒にいたいんじゃないの?
いつの間にか歩くことを止めてしまった自分に気がついて、どこを見るわけでもなく俯く。
久しぶりに感じる、自分の中に淀みのようなものが生まれていく。ドロドロと濁ったものが、底から滲み湧く感覚に、背中がゾクリと震えた。
──私は、あの男が好き…だったの?
もう、あんな思いはしたくない。あの男に近づいちゃいけないんだ。
私は、自分の警鐘に従った。