いつか、きっと。
「違うと!?なーんだ。そっかそうたいね、あの誠実の固まりみたいな御子柴くんが避妊失敗するとか有り得んよね」

「…………そうじゃなかと。そもそも妊娠の可能性すら、有り得んと」

驚きから、そんなわけないってホッとしたようだった未来だったけど。

私の言葉を聞いて『意味が分からない』とでもいうようなキョトンとした目で私を見てきた。

「可能性すら、有り得んって……?」

言おうか言うまいか迷っていたけど、こうなったらもう言わない訳にいかなくなった。

反応が怖いけど、言うなら今しかない。

「実は私たち、まだなんだ」

「まだって、何が?」

「うーんとね、なんて言えばよかかな。プラトニックな関係なんだよ私と友也……」

「……………………はぁ!?」

やっと分かってくれたみたいだけど、思いっきり呆れたような表情を隠そうともせずに心底驚いた様子の未来。

「…………」

「…………」

沈黙が、痛い。

「……まさか、キスもしとらんと?そいこそ有り得んやろ……」

えっ、プラトニックってキスもしない関係のことを言うの!?

エッチしてないことなのかと思ってた。

「あっいやその、ごめん。キスはしてる。でもそれ以上は、ない」

だって初キスは小六だったし、なんてことは言えないけど。

「はあ……。それはそうやろね。でもさ、高一から付き合いよるとになんでまだしとらんと……。御子柴くんもそろそろ我慢の限界じゃない?明日美も御子柴くんのこと好きとならさぁ……」

「ちょっと未来!?それじゃまるで私が」

友也のことを拒否してるみたいじゃない!

私は拒否なんてしてないし、むしろ望んでいるっていうか……。

「違うと?普通の健全な男なら、好きな女とエッチしたかはずけどな。今までに誘ってきたり、そういう雰囲気になったことってなかと?……っていうか、今までなんしよったとよ」

完全に呆れ果ててしまった未来。

やっぱりこうなるよね…………。

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