いつか、きっと。
未来が激しく動揺して私に反発してきた。

瞳が揺らぎ、唇が震えている。

私が言ったことが何か間違っていただろうか?

未来が田代先輩と仲睦まじくしてる様子をそばで見てきたつもりだったのに。

「本当はこのことは言わんつもりやったけど……。言ったらダメって思ったけんずっと胸の奥にしまってきたけど、我慢できんくなった。だって私、ずっと明日美のことば信じとったし、誰よりも大事な親友って思ってきたけん。まさか裏切られとったなんて、疑いもせんかった。私って一体、明日美にとってなんなの。よく親友とか言えるよね?ビックリするばい」

「私が未来ば裏切ったって……!?さっきのことなら謝ったやろ?私が友也の偽者彼女ってこと。それ以外に私なんかしたかな」

「思い当たること、なかと?明日美にとっては些細なことで忘れてしもうたとかもね。でもね私にとっては……。さっき言うたけど、明日美さ本当は御子柴くんのこと小六の時から好きやったとやろ?」

え、それが何……?

「なんで私がそがん思ったか……分からんやろうね。御子柴くんから信じられん話ば聞いたと。明日美、私と一緒に中学行くって約束したとに行かれんごとなったたい。あの時さぁ、親には逆らえんっていう理由やったと思うとけど。実はそうじゃなかったとよね。明日美は御子柴くんと一緒におりたかったけん、御子柴くんと同じ中学に行きたかったとやろ?」

「えっ……なんで……」

「明日美のお母さんが、御子柴くんちに遊びに来とって話しよるとば聞いたって言いよったよ。『明日美はてっきり未来ちゃんと一緒の中学がよかって言い出すやろうと思っとったけん、私も反対するつもりはなかったとに。転校してしばらくは未来ちゃんのことばかりで、ちょっと可哀想でもあったし。こっちの中学に行くって断言したけん驚いた。まあ私もそっちが好都合ではあるけどね』って。親のせいにしておきながら、本当は明日美が決めたったい。私より、御子柴くんば選んだとよ!!」

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