いつか、きっと。
さっき友也は『青柳さんと俺はあくまで"付き合うフリ"やったけん、契約ば交わしてからも一切連絡取り合ったりしとらん』と言ったけど、本当に?
「友也が大学生の時に未来が勤める塾でアルバイトしよったやろ。実はそん時から私の知らんところで繋がりのあったとか……」
そんなことないと信じたいけど。
繋がりがあったから今回のような契約を交わすことになったんじゃないのかな。
「確かにアルバイト先は青柳さんと同じ職場やったけど。知らんわけじゃなかけん会えば雑談くらいするし、事務員とアルバイト講師として仕事上の会話くらいはあったさ。でも繋がりとか要らんし。青柳さんは田代先輩の彼女っていう認識しかなかった。携帯の番号もメールアドレスも知らんし」
「でも、あの時…………。ダブルデートの時、未来と車の中で二人きりでさ。なんかこう、いい感じになったっぽかったんじゃ」
思い出したくもないけど、忘れられるはずもない。
「なるわけなかやろ!なんでそがんこと……」
なんでって?
よくも堂々と……。
車の中で、あんなに密着していたくせに。
「私、見とったとけど。あの場面」
分かりやすく『あの場面』と言ったのに。
それでも不思議そうにキョトンとして私を見ている友也。
わざとなのか、本当に忘れてしまったのか。
私は忘れたくても忘れられずに苦しいのに。
鈍感すぎるその態度にイラッとして、直球をぶつけてやった。
「未来が友也に…………抱きついたやろ!?」
そこで初めてハッとした表情になった。
あんな衝撃的な出来事をどうやったら忘れることができるんだろうか。
それとも友也にとっては、すぐに忘れちゃうくらいに大したことじゃなかった?
「あの時俺は雨が降ってることに気付いて、なかなか戻らん明日美と瀬名のことが気になっとった。そしたら突然青柳さんが俺に抱き付いてきてさ。当然のごと振り払おうとしたけど『我慢して』って言われて動けんかった。やっぱりあの時の俺、平常心じゃなかった」
「本当に?ちょっとはドキドキしたんじゃなかと。だって未来みたいに可愛か女の子に迫られてさ、二人きりの空間で……」
あれはやっぱり未来の暴走だったってこと?
『我慢して』だなんて、私に見せつけるだけのために抱きついたんだ。
いくら演技だったと聞いても、スッキリしない……。
「友也が大学生の時に未来が勤める塾でアルバイトしよったやろ。実はそん時から私の知らんところで繋がりのあったとか……」
そんなことないと信じたいけど。
繋がりがあったから今回のような契約を交わすことになったんじゃないのかな。
「確かにアルバイト先は青柳さんと同じ職場やったけど。知らんわけじゃなかけん会えば雑談くらいするし、事務員とアルバイト講師として仕事上の会話くらいはあったさ。でも繋がりとか要らんし。青柳さんは田代先輩の彼女っていう認識しかなかった。携帯の番号もメールアドレスも知らんし」
「でも、あの時…………。ダブルデートの時、未来と車の中で二人きりでさ。なんかこう、いい感じになったっぽかったんじゃ」
思い出したくもないけど、忘れられるはずもない。
「なるわけなかやろ!なんでそがんこと……」
なんでって?
よくも堂々と……。
車の中で、あんなに密着していたくせに。
「私、見とったとけど。あの場面」
分かりやすく『あの場面』と言ったのに。
それでも不思議そうにキョトンとして私を見ている友也。
わざとなのか、本当に忘れてしまったのか。
私は忘れたくても忘れられずに苦しいのに。
鈍感すぎるその態度にイラッとして、直球をぶつけてやった。
「未来が友也に…………抱きついたやろ!?」
そこで初めてハッとした表情になった。
あんな衝撃的な出来事をどうやったら忘れることができるんだろうか。
それとも友也にとっては、すぐに忘れちゃうくらいに大したことじゃなかった?
「あの時俺は雨が降ってることに気付いて、なかなか戻らん明日美と瀬名のことが気になっとった。そしたら突然青柳さんが俺に抱き付いてきてさ。当然のごと振り払おうとしたけど『我慢して』って言われて動けんかった。やっぱりあの時の俺、平常心じゃなかった」
「本当に?ちょっとはドキドキしたんじゃなかと。だって未来みたいに可愛か女の子に迫られてさ、二人きりの空間で……」
あれはやっぱり未来の暴走だったってこと?
『我慢して』だなんて、私に見せつけるだけのために抱きついたんだ。
いくら演技だったと聞いても、スッキリしない……。