白銀のカルマ
「……はぁ。もうそろそろしたらお盆なのねぇ。早いもんだわぁ」
「ですねぇ」
「お墓詣りなんてここのとこ一度も行ってないんだけど優一くんは行った?」
「あ、はい。一応毎年行ってます」
「偉いわぁ。やっぱりご両親のお墓?」
「そうですね。父と母のお墓にしか行ってないです」
「聡一さんと琴音さんね」
「あ、先生、そういえば僕の両親を知ってるんですよね」
「そうよ。凄くお世話になったわ。特に聡一さんにはね」
実は稲倉先生はうちの両親と旧知の仲だ。
そういった巡り合わせで僕のピアノ講師になってくれた経緯があり、かれこれ15年以上の付き合いになる。
現在も何から何までよくしてもらってることを報告したら、天国の両親もきっと喜んでくれるに違いないだろう。
だから近々墓参りに行かないとな。
自分の使ったお皿を片付けながら、墓参りに都合の良い日程を考えた。
「ですねぇ」
「お墓詣りなんてここのとこ一度も行ってないんだけど優一くんは行った?」
「あ、はい。一応毎年行ってます」
「偉いわぁ。やっぱりご両親のお墓?」
「そうですね。父と母のお墓にしか行ってないです」
「聡一さんと琴音さんね」
「あ、先生、そういえば僕の両親を知ってるんですよね」
「そうよ。凄くお世話になったわ。特に聡一さんにはね」
実は稲倉先生はうちの両親と旧知の仲だ。
そういった巡り合わせで僕のピアノ講師になってくれた経緯があり、かれこれ15年以上の付き合いになる。
現在も何から何までよくしてもらってることを報告したら、天国の両親もきっと喜んでくれるに違いないだろう。
だから近々墓参りに行かないとな。
自分の使ったお皿を片付けながら、墓参りに都合の良い日程を考えた。