あたしを知らないキミへ
ふいに香った甘い香り。

多分アンタがつけている香水。

電車の中が一気にアンタの匂いに包まれていく気がした。

しばらく乗っていると最寄りの駅に着いた。

早く降りたくて仕方がなかった。

ドアが開いて電車を降りようとした時・・。


あ・・・

ってかアンタもあたしと同じ駅だったんだ。

あたしは、アンタの後に電車を降りた。

携帯をいじりながらアンタは歩いていた。
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