あたしを知らないキミへ
泣いたって今の状況は、なんも変わんねーのに・・。

でも・・どうすればいいか分かんなかった。



「恵美加ー!朝よー!」
「・・」

気づいたら朝になっていた。
寝ぼけたままあたしは下に降りた。
後からサキも続いてあたしに餌のおねだりをしている。

席に着く前にサキに餌をあげる。
サキは嬉しそうに尻尾を振った。

「恵美加?」
「なにー?」
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