あたしを知らないキミへ
遠くから電車が来るのが見えた。

電車が来て、あたしは1両目の3番目に乗った。
今日は1人掛け用の椅子に座る。

朋美がいない1人の電車は、いつも長く感じる。

だけど、それでさえも今日は長く感じなかった。

ずっとアイツのことを考えていたから・・。
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