あたしを知らないキミへ

「じゃーまた学校で」
「うん!バイバイ恵美加!」
「バイバイ」

しばらくして朋美の背中を見送った後、あたしは玄関の扉を開けた。
そして、そのまま自分の部屋に向かった。
ベッドに横になりながら、あたしは明日のことを考える。

日曜日なんて、何もすることないから家で一日中ゆっくりしてよーかな。

そんなことを思いながら、あたしはそのまま浅い眠りについた。



夢を見た。
単純で薄っぺらい夢だった。
真っ暗な暗闇の中にあたしはいた。
ただ一人うずくまって泣いていた・・。
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