あたしを知らないキミへ
バカだよなー。
ほんとバカだよ。

自分だって本当は気づいていたくせに。
だけど、少しだけ「大丈夫」だって思っていた自分もいた。

覚悟だって、ちゃんと出来ていたはずだったのに・・。


どうしてこんなに涙が溢れてくるんだよ。




「いってきます」
「いってらっしゃーい」

ワンワン‼

いつものようにサキの頭を撫でてから学校に向かう。
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