あたしを知らないキミへ

いつものように音楽を大音量で聞いていたから、もしかしたら最初は声をかけたのかもしれないけど、あたしが気づかなかったから、肩を叩いたのかもしれない。

あたしは、立ち止まって片方のイヤホンを外しながら後ろを振り返った時だった。


「え・・?」


あたしの肩を叩いた人が予想もしていない人で、そんな声が漏れてしまった。


それは、美麗先輩だった。


ってか、美麗先輩と話すの初めてなんですけど・・。
< 203 / 388 >

この作品をシェア

pagetop