あたしを知らないキミへ
16 空に向かって叫んだ日
いつかは分かっていた。
もう会えなくなってしまうということに。

だけどそれは、まだ先のことであたしには、まだまだ沢山の時間があると思っていた。


3月3日


太陽がこれでもかってくらいに照らし出している空の下・・。

今日、



アンタは卒業する。



あたしは、いつものように駅に向かった。
少し電車が来るまで時間があったから、その間あたしは音楽を聴いて時間を埋めた。
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