フレテフレテ enter into





「今日も美味かった。ごちそうさま!」


「はい、お粗末様でした(笑)」






夕飯が終わり、私は食器の片付けを。
斗真はお風呂へ向かった。
只今の時刻は20時30分。











「もう少しで21時か…」





21時からはまた私の不安な時間が始まる。
21時から23時まではフリーの時間だからだ…





「今日はこのまま一緒にいれるかな。それともまた電話?」




フリーの時間は私の合意があれば斗真は夫の役目を破棄出来る。
私は斗真に嫌われたくないから、斗真が破棄したいと言えば、そうしてあげているつもりだ。

勿論、斗真も私をちゃんと尊重してくれるから遠回しに「仕事」と言ったりする。
ダイレクトに彼女に電話したいなんて言われたら私の身も持たないものね…

あ、本当に仕事の時もあるけどね。











食器を片付けながら斗真がお風呂から上がるのを待っていると、21時ギリギリに斗真がお風呂から上がってきた

< 42 / 65 >

この作品をシェア

pagetop