クールな部長の独占欲を煽ったら、新妻に指名されました


 考えがすぐに顔にでる素直さが彼女の美点だと思う。

 まっすぐで努力家のところや、人のために行動しそれを当たり前だと思える誠実さ。
 そして、ひたすら愛らしい外見も。

 そう思いながら持っていたバッグをソファに置きダイニングへ向かう。
 料理をする彼女の姿が目に入ったとたん、膝から力が抜けた。

「な……っ!!」

 驚きのあまり声をもらしその場に崩れ落ちる。
     
 がたんと大きな音が響いて、遙が目を丸くした。

「部長、大丈夫ですか!?」

 いや、大丈夫なわけがないだろ! 
  
 カウンターキッチンのむこうからこちらを見る彼女の姿に心の中で叫ぶ。

     
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