クールな部長の独占欲を煽ったら、新妻に指名されました




 部長の車に乗せてもらい、自宅へと向かう。

 迷いなく車を走らせる部長に驚いたけれど、そういえば学生時代彼は何度か家に遊びに来ていたんだっけと思い当たる。

 十年前からずっと好きだった南部長の運転する車に乗っている。
 しかも昨夜は泊めてもらった。
 なんだか夢を見ているみたいだ。

 ハンドルを握る部長の横顔に見とれているうちに、車は自宅に到着した。


 高級住宅街にある我が家。
 塀に囲まれた広い敷地の中に立つ三階建ての建物は、一軒家というより邸宅という言葉がしっくりくる重厚な佇まいだ。

 門をくぐり、玄関わきにある駐車スペースに車を止める。


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