極上旦那様ととろ甘契約結婚
教えてくれますか?
「ーーー色々、ごめん」

「あの、いえ。こちらこそ、泣いちゃってすいません」

「それは、俺のせいだから」

「いえ……」

日本庭園が見渡せる縁側に置かれたテーブルにはお茶と和菓子が二人分。それを挟んで向き合うように座った私達は気恥ずかしさと気まずさから、二人共に視線は庭を向いたままだ。

丁寧に手入れのされたお庭は木々の緑が美しい
。本当ならもっとじっくりと堪能したいがそうもいかない。

この状況をどう打破しようかと脳内をフル回転していると、正面なら小さな笑い声が聞こえた。

「え?」

視線を向けると、そこにはさっきまでの困惑は消えて穏やかに微笑む修吾さん。

「眉間」

「眉間?」

「唇噛んで傷付けるのも嫌だけど、そんな眉間に皺寄せて悩まれるのも嫌かな。成美には笑い皺しかつけさせたくないし」

指摘されて指で眉間を揉み解す私に、修吾さんは笑みを深くする。

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