【短編】クリギリ・ナイト
そして、去年のイブ


よくよく考えてみたら、俺は幸とは、まともにキスさえしていない。


今日こそは、幸の可愛い唇を奪って押し倒すんだ。

気合いを入れ直して神に誓った。


幸だってきっと今日のために勝負パンツ用意で、気合いがはいっているはずだ。

そうに違いない。


きのう、幸から電話があり、とびっきり甘えた声で。
「優〜明日はイブだから、夜はずっと一緒にいてね。」

なーんて言われて、俺の頭の中は、そりゃあ、勢いのある妄想で頭がパンパンで、眠れなかった。



…一緒にいてね。



お〜い、もう爆発寸前の俺。


幸との待ち合わせは、駅から少し離れたサテンで午後7時。





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