【短編】クリギリ・ナイト
わざと遅れて店にはいった。


そこには、多分早くから、待っているだろう幸が肘をテーブルにつき、膨れっ面で俺を呼ぶ。


「優〜おそっ。」


「ごめ〜ん、道が混んでて。」


「車できてくれたの?」


「今日は少しドライブしながら、予約してる店にいこうかなぁ〜と。」


「優、だぃ〜すき。」



怒ってる顔より、笑ってる顔の方が可愛いよ、幸。


コーヒーを飲みながら時間をつぶす。


店内もカップルで溢れて、緑と赤の色があちらこちらに飾ってあり、入り口の大きなツリーには、真っ白な綿の雪化粧で。



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