音の世界への憧れ
だが、特殊学級に移ったせいで寂しく感じたこともあった。
避難訓練の時に、避難地に集合したら、普通はクラスごとに並んで待機するが、私は特殊学級なのであいにく1人で並ぶ(?)ことになる。クラスの皆との距離を覚えた。皆と並びたくて、しょぼんとしてた。
 
三年生になると算数も難しくなり、普通のクラスでの授業ではついていけなくなる。国語も、あの頃の私は言葉をあまり覚えてないため、国語の教科書を普通に読んだだけでは「?」な部分もあった。だから特殊学級で丁寧に教えてもらった。
 
社会と理科はクラスのみんなと一緒にやったが、たまに私の担任の先生が隣りに付き添って要約筆記をしてくれたこともある。社会の校外学習の時もしてくれた。だから話してる人が何を言ってるのかよく分って嬉しかった気がする。
ずっとペンを握って私のために紙に書いてくれた先生に感謝しなきゃ。
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