幸せの扉を探して

私の話を聞いて
颯天先生は、顔を上に向けて
黙っていた。
「取り敢えずは、桜ちゃんが
退院したら、永莉ちゃんに
お願いをして。
僕は、SHISEIDOと相澤財閥を
調べてみるよ。
桜ちゃんの携帯を預かっていい?」
と、言われて
桜の携帯を渡すことにした。

颯天先生は、そのまま一緒に
桜の病室行き、桜とあってから
帰って行った。
そのときに、桜から預かっていた
携帯を先生に渡した。
もちろん、桜には内緒。

桜とは、
退院した日に新しい携帯を
買いに行こうと話した。

桜の体は、少しずつ
元気を取り戻していた。

精神的には、まだ不安定で
あの人達に会えば
きっと、同じ様になる
それだけ、桜は追い込まれていた。

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