こんなにも愛しているのに〜それから
則文ではない誰かが私の心の中に、、、
則文は気づいていたのね。
そう、
私の心の中に
西澤くんが住み着いた。
則文を邪険には思わなかったけど
確実に
あの頃は西澤くんの存在の方が
大きかった。
「僕は
それは誰だろうと詮索するより
ヨシを失わないようにする方が必死だった。
なのに、
親から呼び戻されて
別々に暮らさなくてはいけなくなって
ヨシを手放せないって、
必死で
一緒に来て欲しいって言ったけど
今は
仕事をしたいって言われて。
それだったらって
僕は
両方の親を巻き込んで
外濠から埋めて、
婚約に持っていったんだ。
ヨシにとっては迷惑な話だったよね。」
則文との将来を思い描いていたくせに
西澤くんに横恋慕をして
まだ
彼に想いも告げていないのに
結婚なんかできないって
自分勝手な思いで、
則文の願いを退けていた。
既婚者の西澤くんを
奪う気満々だったんだ。
ちょうど
香水をもらって浮かれていて
その香水をつけて
彼の近くにいて
奥様にとんでもない意地悪を
していた頃だ。
「それから
林田さんの会社が解散することになって
ヨシはやっと僕のところに来てくれた。
子供もできた。
有頂天だったけど、
うちの会社があんな風になって
ヨシの手腕を買っていた親父に
ヨシを持っていかれた。
何かに取り憑かれたように
仕事をするヨシを見て
あぁ
やっぱり
僕とは結婚したくなかったんだろうなぁって。
強引に結婚まで引っ張ってきて、
僕は幸せだったけど
ヨシを幸せにすることができない結婚は
意味がないなぁ、って。
ずっと思っていたんだ。
でも
それでもヨシを諦めきれなかった。」
則文は気づいていたのね。
そう、
私の心の中に
西澤くんが住み着いた。
則文を邪険には思わなかったけど
確実に
あの頃は西澤くんの存在の方が
大きかった。
「僕は
それは誰だろうと詮索するより
ヨシを失わないようにする方が必死だった。
なのに、
親から呼び戻されて
別々に暮らさなくてはいけなくなって
ヨシを手放せないって、
必死で
一緒に来て欲しいって言ったけど
今は
仕事をしたいって言われて。
それだったらって
僕は
両方の親を巻き込んで
外濠から埋めて、
婚約に持っていったんだ。
ヨシにとっては迷惑な話だったよね。」
則文との将来を思い描いていたくせに
西澤くんに横恋慕をして
まだ
彼に想いも告げていないのに
結婚なんかできないって
自分勝手な思いで、
則文の願いを退けていた。
既婚者の西澤くんを
奪う気満々だったんだ。
ちょうど
香水をもらって浮かれていて
その香水をつけて
彼の近くにいて
奥様にとんでもない意地悪を
していた頃だ。
「それから
林田さんの会社が解散することになって
ヨシはやっと僕のところに来てくれた。
子供もできた。
有頂天だったけど、
うちの会社があんな風になって
ヨシの手腕を買っていた親父に
ヨシを持っていかれた。
何かに取り憑かれたように
仕事をするヨシを見て
あぁ
やっぱり
僕とは結婚したくなかったんだろうなぁって。
強引に結婚まで引っ張ってきて、
僕は幸せだったけど
ヨシを幸せにすることができない結婚は
意味がないなぁ、って。
ずっと思っていたんだ。
でも
それでもヨシを諦めきれなかった。」