離婚前提。クールな社長と契約妻のとろ甘新婚生活


「……千景さんが昌也くんを?」


なににも負けないような雰囲気をまとう千景が、昌也を怖がるとは意外だ。


「後先考えずに気持ちをぶちまける若さは脅威。本気で百々花を取られるかと思ったくらいだ。だから、今日一日ふたりでいたと聞いて冷静でいられなくなった」


まさかそれで千景のスイッチが入るとは思いもしなかった。

そうなのだとしたら、百々花も昌也に感謝しなければならない。今日一日草抜きを手伝ってくれたのはもちろん、ひと晩泊まったのもそうだ。昌也が想いを打ち明けてくれたからこそ、こうして千景と通じ合えたのだから。


「千景さんが私を好きになってくれるなんて、まだちょっと信じられないです。離婚も前提だったから」
「……離婚か」


千景はそう言って鼻をクスッと鳴らした。


「そんなつもりは最初からなかったくせにな」
「え? そう、なんですか?」
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