いきなり婚─目覚めたら人の妻?!─
宇宙一とはまたスケールの大きな話だ。

どこまでもストレートな、創さんらしい愛情表現だと思う。

「それも大げさですけど……嘘でもそこまで言ってもらえたら、やっぱり嬉しいですね」

「嘘でも大げさでもないって、わからせてやろうか?」

「え?」

一体何をするつもりだ?

創さんは口元に意地悪な笑みを浮かべ、素早く私の体を組敷いた。

「今日は我慢するつもりだったんだけどな。真央が可愛すぎてやっぱ無理だわ」

「ええっ?!ちょっと待って……」

恐れをなして逃れようとしたけれど、私の体はすでに創さんの手にとらわれ、さらけ出した素肌に唇と指を這わされて、そのさきを期待して潤み始めている。

体の奥の柔らかいところを撫でられて私が声をあげそうになると、創さんは噛みつくようにして私の唇をふさいだ。

「思いっきり感じていいけど、声は我慢な」

「そんな……んっ……」

またしても私は唇をふさがれながら身体中を隈無く愛でられて、抗えないほどの愛情と快感の波に溺れる。

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