キミに伝えたい愛がある。
めぐちゃんは最後にもう一度「ごめん」と呟いて熱帯夜の中に消えていった。


机には1枚のメモが残されていた。


そこにはりっくんの現在のメールアドレスと電話番号が書かれていた。


りっくん...。


近くて遠い存在だった。


今日この日まで忘れたことはなかった。


キミともっと早く心を通わせられていたなら良かったのに。


本当は今すぐ会いたい。


でもどんな顔で会えばいいか分からない。


りっくんの気持ちを決めつけて酷いことを言って別れた私に会う権利なんてない。


いつの日か言われた言葉を思い出す。



―――あなたに人を好きになる資格なんてない。



そう。


私は1人で生きていく運命なんだ。


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