キミに伝えたい愛がある。
私の歓迎会と忘年会が同時に開催されることになった。



「経費削減とはいえ、愛宮さんに失礼よ」


「いえ、私なら大丈夫です。そんな目立った仕事も出来ていませんし、歓迎会があるのが不思議なくらいです」


「そんな謙遜しないで。あとで社長にガツンといってくるから」



秋山さんがそう言ったが、齋藤さんからすかさず突っ込みが入った。



「社長も2代目も今はスウェーデンですよ」


「あっ、そうだったか...」



落胆した秋山さんを宥めようとしたけど、それは不要だった。


すぐさま新社長の話を始め、私に何歳か聞いてきて、くっつけよう作戦をすると言い出した。


最年長だというのに、学生のノリなのがすごい。


私が1番冷めているくらいだ。



「新社長もね、確か23なのよ。どう?いいと思わない?」


「そう言われましても...」


「もしかして愛宮さんカレシいる感じ?」


「いや、そういうことではないんですけど...」



私が困惑していると、齋藤さんが助け船を出した。



「困ってるからそこまでにしましょう。他人に干渉しすぎるのはよくありませんよ」


「分かったわよ。ただ、これだけは言っておく。あの人イケメンだし、性格良いから逃すの勿体ないわよ」


「ですからしつこいですって」



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